シチズンがフレデリックコンスタントという、
スイスの腕時計メーカーを買収したニュースが
ヤフーニュースに掲載されてました。
フレデリックコンスタントといえば、
いわゆるスイス製高級腕時計の中でも、
わりとリーズナブルな機械式腕時計をリリース。
シチズンホールディングスのフレデリックコンスタント買収に思う事
しかもETAのムーブメントを使用することなく、
自社製のムーブメントで頑張る珍しいメーカー。
やはり、新しく起こしたブランドはこうでないと。
シチズンがフレデリック・コンスタントを買う理由は、
シチズンはいまいち高価格帯の腕時計に弱いから。
これは腕時計好きならみんな理解いただけるはず。
セイコーはグランドセイコーや、
高級クォーツ専門のクレドールなどがありますが、
それに対してシチズンは「ザ・シチズン」です。
聞く頻度が全く違うと思うんですよね、残念ながら。
で、その高価格帯を補うために、
今回フレデリック・コンスタントの買収に踏み切ったのでしょう。
![]() フレデリックコンスタント カレ ハートビート&デイトFC-315DNS4C26B【正規品】 |
クォーツ全盛期のセイコーの勢いは凄く、あのオメガを買収しようとした
手巻き式懐中時計、そして腕時計。
手巻き式腕時計が自動巻きになり、
そして次のムーブメントはというと、
みなさんよくご存じのクォーツです。
このクォーツ製腕時計を”世界初”で製品化したセイコーですが、
破竹の勢いで経営規模を拡大していた1970年代、
現在はロレックスと並び日本でよく売れる高級腕時計、
Ω(OMEGA・オメガ)を買収しようとしてました。
スイスの議会によって成功しませんでしたけどね。
スイスの技術者、腕時計メーカーは日本の腕時計なんて、
最初はただの金属のカタマリ程度にしか思っていなかったでしょう。
ですが、そこから追い越せ・追い抜けの精神で、
オメガを買収する寸前までいったんです。
この構図って、日本の自動車メーカーと似てません?
1989年、トヨタセルシオ(LS400)で世界を圧巻し、
今や全世界No.1のシェアになった日本の巨大企業、
トヨタも最初は日本車(笑)と見られていたことでしょう。
事実、日産(ダットサン時代)のフェアレディZなんて、
プアマンズポルシェ(ポルシェを買えない貧乏人のクルマ)
などと言われていました。
それに搭載していたL型エンジンも、
メルセデスベンツのエンジンを模して作ったと言われています。
ですが、今や日本の車は凄く売れています。
30年、40年前に日本の車がこんなに売れるなんて、
アメリカ・ドイツ・イタリア・etcの人たちは思っていたでしょうか。
いえ、きっと笑っていたはずです。
「日本車なんてダメだよ。ハハハ!」と。
韓国と中国、その他新興国メーカーの車を侮ったらいけない
恐らく、自動車を作っているメーカーに侮っている人は
あんまりいないのではないかと思います。
中国や韓国の車のニュースを見るたびに、
ヤフーコメントなどでは、こんなコメントが並びます。
- 走る棺桶www
- 値引きが凄いから売れるんでしょ
- トヨタとは格が違う
- 技術と性能の差が歴然
- 雨漏りの件はどうなった?
- コスパがよくても安全性がな~
- またパクり?
見ていて恐ろしいですね。
ただ、中国や韓国のメーカーが世界中の車のデザインや、
色々なものをパクっているのも事実です。
ハイエースのコピーに始まり、
人気車種のコピー車などがイベントのブースに並びます。
ただ、その中から技術を磨き、独自色を出した車が出てるのも事実。
過去に他国からバカにされていた日本のように、
他国をバカにしていたらいつか抜かれてしまいますよ、と。
侮っている状態が一番まずい。
攻めの手を抜かずに徹底的にやり遂げる
もちろん、日本のメーカーも日々開発に
明け暮れていることでしょう。
だから、自分たちは徹底的に手を抜かずに、
できることをするべきなんですよね。
あんまり歓迎される内容ではないかもしれませんが、
本当にこの件はずっと書きたかったんです。
まだ自分の中でもモヤモヤとしていて、
形になっておらず伝えきれていないので、
後々加筆修正するかもしれません。
また、何か意見等ありましたらコメントお待ちしております。
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