赤い缶の見た目と、どの家庭にも大抵は一本置いてますよね。
なので、KUREのCRC 5-56のことは皆さんご存知だと思います。
え?見たことない?
そんなバカな!
絶対ありますって!これですよ。これ!
ね、見たことあるでしょ?
このKURE CRC 5-56ってちょっとクサいけど、
めちゃくちゃ便利なんですよね。
- 回しにくくなったカギ穴に噴射!
- ギーギー音がなるドアのヒンジに噴射!
- ペダルが重くなった自転車のチェーンに噴射!
- ギシギシ音が鳴るPCチェアに噴射!
などなど、万能的に使えます!というメーカーのふれこみ通り、
様々な使い方を皆さんされていると思います。
でもちょっと待って、それって本当に正しい使い方!?
このクレの556、すぐ効果が切れると思いません?
それもそのはず、適材適所というものがあるんです。
たとえば、カギ穴にクレの556は禁物です
日本でカギの大御所といえばmiwa(美和ロック)ですが、
この公式サイトでもこのようにいわれています。
住居用鍵専用の油の含まれていない潤滑剤
(パウダースプレー)で鍵の滑りをよくすることが出来ます。
もしくは、鉛筆の黒鉛でも代用できます。
鍵の切り込み部分を鉛筆で強めになぞり、
数回鍵穴に抜き差しましょう。
終了後、鍵についた黒鉛はふき取りましょう。
kureの556は油が含まれていますから、
カギ穴に注入するのは厳禁なんですね。
それもそのはず、油が埃などを呼んでしまい、
一時的には効果を発揮するものの長期的に見た場合、
埃が動きを鈍らせるといわれています。
他にも自転車のチェーンにkureの5-56はダメ
自転車のチェーン用のグリスがありますから、
素直にそれを使いましょう。
Kure CRC 5-56一本で自転車やバイクのチェーンメンテは全てOK!であれば、
わざわざ呉工業社が自転車チェーン用の「チェーンルブ」や
長持ちする仕様の「スーパーチェーンルブ」を用意するわけがありません。
じゃあ、KURE CRC 5-56本来の使い方って?
浸透性が高いので、例えば固着したボルトを外す場合。
車やバイクだと、熱が入っては冷めてを繰り返し固着している
マフラーのボルト&ナットに吹きかけて染み込ませる。
そこでトルクを一気に掛けると「ガキッ」と怖い音をたてながら、
一気にまわり始める可能性が高まります。
一気にまわりきらない場合はもう一度吹きかけて、
締めなおす&緩めるの繰り返しを行い、
どんどん可動範囲を広げて緩めると固着もバッチリです。
他にも、さびさびになってしまった部分に吹きかけて、
ワイヤーブラシでごしごしと擦って錆を落とします。
バイクや車の古くなった車(旧車など)のメンテなんかで
良く行われていますね。
ですが、その後はしっかりと油分を落としてから
塗装して防錆することをお勧めしますが。
KURE 5-56より強力なスプレーってないの?
実は、あります。
和光ケミカル社が出している、
WAKO’S ラスペネというスプレーはかなり強力です。
KURE CRC 5-56を吹きかけても緩まなかったナットが
ラスペネを吹きかけるとまわったという話を良く聞きます。
私も一本、いざという時用に持っています。
(というのも、一般的なホームセンターには置いておらず、
工具屋さんや通販でしか買えないプロ仕様の潤滑スプレーのため)
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まとめると・・・
万能とはいえ一時的な目先の不具合を解消するだけでなく、
長期的な目線で見て適材適所の潤滑スプレーを選びましょう!
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